ご挨拶

日本の歴史や文化を愛し、より深く学ぶため1984年にエジプトから日本に参りました。その奥深さに魅了され、以降、日本を生活の拠点としています。日本人の温かい義理と人情は、エジプト人にも通ずるものがあり、その国民性をリスペクトしてきました。

その中で、常々思い描いていたのは、両国を深く知る私が、愛すべき母国エジプトと、第2の母国ともいえる日本の架け橋となること。つまり、両国の絆をより深める役割を担うということです。私は協会設立時にあえて「友好」という言葉ではなく、先人が築いてきた日本とエジプトの友好関係をより深めるため「親交」という言葉を選びました。

これからの時代、大切なのは人と人、想いと想いが繋がることです。それには相互理解が必要であり、そのためには互いを知るための情報を共有し、発信することも重要です。日本とエジプトの結束力には、国家間だけではなく、個々の想いが大切なのです。

親愛なるエジプトを愛する日本の皆様。日本とエジプトの親交を一層深める活動に、お力添えを頂けましたら幸いです。〝想い〟こそ、あらゆるものを動かす原動力になることを信じています。

会長 河本イマド